産地紹介LOCATION

NAIN

NAIN

NAIN – ナイン

〜さわやかな⾊彩の
エレガントな絨毯〜

イラン中央部、エスファハンの北東に位置する⼩さなオアシス都市です。
以前は上質な⽺⽑の産地として有名で、ウールのマントの⽣産地でもありました。
1920年代にエスファハンから絨毯の技術が伝わり、現在では主要産地の⼀つになっています。
ナインの絨毯は縦⽷に綿を使⽤し、織りの細かさを綿⽷の撚る数によって表しています。
撚る⽷の本数によって4LA,6LA,9LAと呼びます。ベージュを基調とした⾊味とエレガントなデザインが特徴で、様々なスタイルに使いやすい絨毯です。

有名⼯房:ハビビアン⼯房 など

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KASHAN

KASHAN

KASHAN – カシャーン

〜クラシカルスタイルの定番〜

キャビール砂漠の北⻄端、⾸都テヘランとエスファハンの中間に位置するため古くはシルクロードの要所として栄え、「美しいタイル(カシ)」が街の名前の由来とも⾔われています。
ボルドーやネイビー⾊が特徴の⼀つでメダリオン(中⼼柄)の正統派デザインのものが主流になっています。
かつては質の⾼いシルクの絨毯も数多く制作されていましたが、近年では徐々にその数を減らしています。
ウール製のカシャーンの絨毯はその美しさや頑強さが⼈気であり、イラン国内でも数多く使⽤され、現地ヴィンテージ市場でよく⾒かけることができます。

有名⼯房:シャドサール⼯房、タグディスィ⼯房 など

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QUM

QUM

QUM – クム

〜伝統と⾰新のシルク絨毯〜

テヘランから南へ120キロに位置する宗教都市。
8代⽬イマーム、アリ‧レザの妹ファティマの墳墓、ファティマ‧マスメ聖廟があります。
クムの街はシーア派の⼀⼤聖地で、数多くの宗教指導者や聖職者が輩出されています。
1930年頃から近隣のカシャーンの絨毯職⼈により絨毯の⽣産が開始されました。
現在ではシルクのペルシャ絨毯の⼤半がこのクムの街で制作されています。
また⽐較的新しい産地のため、伝統柄が多いペルシャ絨毯の中でも斬新で前衛的なものも多く、数々の⼯房がその美しさを競い合っています。

有名⼯房:マスミ⼯房、ジャムシディ⼯房、ジェッディ⼯房、テルメ⼯房、エラミ⼯房、ビグデリ⼯房 など

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注目工房

BAHRAM
バハラム⼯房

⼯房の創始者バハラム‧アリ‧モハマディはシルク絨毯の中⼼地クムで数⼗年絨毯制作に従事する中で新たなスタイルの絨毯デザインを⽣み出すべく、バハラム⼯房を⽴ち上げました。斬新なデザイナーやアーティストと共同し、新しい⾊調のモダンなペルシャ絨毯を世に送り出しています。イラン以外でも⽇本やドイツ、UAEを中心に国際的な市場においても評価の高い工房の一つにまで成長しました。
元々は自社工房タクテジャムシッドで働いていた経緯から当店では最新のバハラム⼯房の絨毯を提供されています。

バハラム氏近影

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TABRIZ

TABRIZ

TABRIZ – タブリーズ

〜北⽅の寒冷地で織られる
美しく⼒強い絨毯〜

トルコとの国境近くに位置するタブリーズは東⻄交易の要衝として栄え、世界遺産にも登録されている世界最古かつ最⼤級の市場(バザール)がある街としても有名です。
⼩⿂(リーズマヒ)柄と呼ばれるヘラティ⽂様や花の⽂様が特徴で、
⼒強く織られていることからその耐久性は折り紙付きです。
全体的に落ち着いた⾊調のものが多く和洋、モダンと様々なインテリアに合わせることのできる万能な絨毯として⼈気があります。
また、ピクトリアル絨毯とも呼ばれる絵画絨毯の⽣産地としても名⾼く、写真や絵画と
⾒紛うばかりの写実的な絨毯を数多く制作しています。

有名⼯房:ピルズィアン⼯房、ノヴィファール⼯房、シールファール⼯房、アブドルラヒ⼯房 など

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PICTORIAL

TABRIZ

TABLO – 絵画(ピクトリアル)絨毯

〜観るペルシャ絨毯〜

ペルシャ絨毯では、動物の⽂様や⾵景を切り取った柄の絨毯が古くから制作されてきました。
その中でもタブリーズの街には、絵画や画像を忠実に再現する絵画(ピクトリアル)絨毯を
制作する⼯房が集まっています。また、近年では⼈件費の⾼騰により、絵画絨毯職⼈の離職と
絵画絨毯⼯房の規模縮⼩により⽣産数は減少傾向にあります。

有名⼯房:アリナサブ⼯房、アルシャッディ⼯房 など

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注目工房

ZAMANI
ザマニ⼯房

絵画絨毯の中⼼地、タブリーズで新進気鋭の⼯房の⼀つがザマニ⼯房です。⼯房主は⼥性で、ペルシャ絨毯界では⾮常に珍しい⼯房の⼀つです。
主にアート作品を絵画絨毯として織ることが多く、新しい⼯房のため、織りが細かく品質が⾼い割には他の⼯房と⽐べ控えめな値段設定になっています。
当店ではオリジナルの絵画絨毯をこのザマニ⼯房で発注しており、絨毯のデザイン画や織りの⾼い技術⼒を発揮しています。
これからますます伸びてくる絵画絨毯⼯房の⼀つです。

ザマニ氏近影

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ISFAHAN

ISFAHAN

ISFAHAN – エスファハン

〜ペルシャ絨毯の王道、
優美で洗練された絨毯〜

かつて「世界の半分」と呼ばれた古都で、数々の王朝の都として栄えました。
宮廷⽂化と共に芸術が発展した⽂化の中⼼地でもありました。そのため様々な
伝統⼯芸品が作られていることでも有名です。また世界遺産にも登録されている
「イマーム広場」や「⾦曜モスク」のほか数々の歴史的建造物が町中に点在しています。
現在では⼯業都市としても発展しており、イラン有数の⼈⼝密集地でもあります。
16世紀にサファヴィー朝5代シャー(王)アッバース1世がこの地で芸術⽂化を
振興したことから王室直営⼯房が次々と設けられ、絨毯技術が発展していきました。
そのようなルーツを持つエスファハンの絨毯は精緻で優雅なデザインを最⾼級⽺⽑である
コルクウールを使⽤し織られています。まさにペルシャ絨毯の代名詞と⾔っても過⾔ではない
品格を備えています。

有名⼯房:セイラフィアン⼯房、ハギギ⼯房、ダーヴァリ⼯房など

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注目工房

FROUZAN
フルザン⼯房

フルザン⽒は当⼯房を1995年にエスファハンの地で創業。
伝統と格式で有名なエスファハンにおいて斬新で型破りなデザインを特徴とするフルザン⼯房の絨毯は当初評価されることはありませんでした。
しかし、素材とそのテーマにこだわりを持つフルザン⼯房の絨毯は次第に評価されるようになり近年ではイラン国内において数々の賞を受賞するまで成⻑しました。
現在、フルザン⼯房の特徴である天然素材と唯⼀無⼆のデザイン性から⽇本でも少しずつ⼈気が出てきています。
しかし⼯房規模はあまり⼤きくなく⽣産量も他に⽐べ少ないため未だ珍しい絨毯のひとつになっています。

フルザン氏近影

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OTHER – その他の産地

5⼤産地と呼ばれる有名産地以外にも、ペルシャ絨毯は様々な都市や地域で制作されています。
中でもおすすめのローカル産地をいくつかご紹介します。

01

MOUD
– ムード

アフガニスタン国境近くにある⼩さな都市。クオリティが⾼くしなやかで柔らかい絨毯を作ります。踏み⼼地もよく⾼品質であるにも関わらず⽐較的安価です。

02

KERMAN
– ケルマン

イラン南東部ルート砂漠のオアシス近くにある都市ケルマン。花などの植物や動物が数多く描かれ、楽園を模したデザインが特徴的です。

03

TORKAMAN
– トルクメン

移動⺠族が織り上げているため、絨毯は軽くて薄いのが特徴です。織り込まれている菱形の柄はギュルと呼ばれ、⺠族の紋章を表します。

04

GHASHGHAIE
– カシュガイ

イラン南⻄部の古都シラーズからほど近いザグロス⼭脈の遊牧⺠カシュガイ族が名前の由来。昔ながらの製法で織り上げる絨毯は草⽊染め独特の⾊合いが楽しめます。

05

YALAME
– ヤラメ

イラン南西部の遊牧民が織る絨毯で、特徴的な民族文様や配色、さっくりとした触り心地が人気です。モダンなスタイルにも合わせることができ、非常に使いやすい絨毯です。

06

ILAM
– イラム

イラクとの国境近くにあるイラム州。織りは細かく⾮常に品質の⾼い絨毯を制作しています。この産地ではICCと呼ばれるイランの国営絨毯会社によって作られるものが有名です。

07

MASHHAD
– マシュハド

イラン北東部にある宗教都市。知名度は低いですが、昔から⾼品質の絨毯を織る歴史的な産地でもあります。近年ではモダンな柄の絨毯も制作しています。

注目工房

SEERMAN
スィールマン⼯房

スィールマン⼯房はハサン‧モズダスタンにより1997年に設⽴されました。現在では、約50名のスタッフが在籍し、化学やIT技術を活⽤、伝統とモダンを組み合わせた⾰新的なペルシャ絨毯のデザインを⽣み出しています。
デザインの⼤半はパターン柄になっていて、向きもあまり関係ないので⾮常に使いやすいです。現在⽇本向けの輸出は弊社および当店が独占契約を結んでいますので、ぜひ店頭でご覧ください

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